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進撃の巨人 ネタバレ 66話 「願い」

この記事は進撃の巨人66話 『願い』のネタバレです。
閲覧注意!!

ロッドと注射器を割るヒストリア【進撃の巨人】


ヒストリアの回想から始まる。

「痛ったぁ」
「どうしたのヒストリア?」
「トゲ…刺さった…」

手に刺さったトゲをフリーダに抜いてもらった遠い日の記憶。

同時に ユミルと出会ってからを振り返っている様子。
―初めて出会ったのは雪が舞う寒い日―


フリーダ「ありゃあ…見せて 何これ? 木のトゲ?」

ヒストリア「私もそっちに行こうとしたから」

フリーダ「え…?柵を越えようとしたの?」

ヒストリア「うん…」

優しく棘を抜くフリーダ「…ダメでしょ? 柵の外にでちゃ….」

―心臓を捧げよ!!―

豹変し叫ぶフリーダ「柵の外に出るなって 言ったでしょ!!!」

―ユミル「なぁ…お前…いいことしようとしてるだろ?」―



ロッド「どうしたヒストリア….怖いか?中の液を体内に押しこむだけでいいんだぞ?」

追い詰められながらも迷っているヒストリアに迫るロッド。
注射を打つ寸前で手が止まってしまう。

ヒストリア「お父さん….どうして姉さんは….戦わなかったの?」

その様子を距離を取りつつ伺っているケニー

ケリー「…何だよ 根性ねぇなヒストリア…さっさとなっちまえよ この世界の支配者に…」


ヒストリア「…フリーダだけじゃなくて レイス家は人類が巨人に追い詰められてから100年もの間…どうして巨人の脅威を排除して人類を開放してあげなかったの? “すべての巨人を支配する力”を持っておきながら…」

遂に注射を刺すヒストリア「思い出したの」

「姉さんは…時々人が変わったみたいになってた… 何かにとりつかれた様に…私達は罪人だとか言って… その後は…ひどく落ち込む… ずっと何かに悩まされてるかのように…
「それは…失われた記憶を継承するからなの? 初代王の思想も受け継ぐという….」

ロッド「そうだ」

「この壁を創った初代レイスの王は 人類が巨人に支配される世界を望んだのだ」

驚き目を見張るヒストリアとエレン。

ロッド「初代王はそれこそが真の平和だと信じている… なぜかは分からない」


ヒストリアの腕をガシっと掴むロッド「世界の記憶を見たものにしか」

ヒストリア「!!」

ロッド「私も知っている….王の思想を継承した父がどうであったか…弟と共に人類を巨人から解放することを願い…何度も父に訴えた…何度も」
「しかし叶わなかった 理由も決して明かさない やがて父がその役目を子へと託す時が来た 弟は継承を買って出る代わりに私にあることを託した
どうか祈ってくれと」

ロッド「私は巨人の力を受け継いだ弟の目を見て その意味を理解した この世界を創りこの世の理を司る 全知全能にして唯一の存在へと弟はなったのだ
それをなんというか分かるか?」

「神だ」
「我々はそれを 神と呼ぶー」
「全ての災いには意味があり 人類が滅ぶ定めにあるか 生きる定めにあるかは神に委ねられる
私の使命は神をこの世界に呼び戻し 祈りを捧げることにある」

まるでエレンが十字架=神のように見える意味深なコマ。

ヒストリアとロッド【進撃の巨人】



ロッド「説明が足りなくて悪かった…しかし…我々に他の選択肢が残されているか?」


静かに考えるヒストリア。
(….ない)
(どの道 エレンの中に王の力があっても人類に望みはない…でも私は姉さんや歴代の継承者の様に 初代王の思想に支配される…)

ヒストリアの腕を掴んだままのロッド「祈っているよヒストリア…神は人類を導いてくれると」

ヒストリア(そう….祈ることしか出来ない)


途切れ途切れにユミルの言葉が入る。

―クリスタ お前の生き方に口出す権利は私にはないー

注射器を見つめるヒストリア(神を宿す….それが私の使命…)

―ユミル「だからこれはただの…私の願望なんだがな」―

ロッド「さぁ…」

ヒストリア(そして…お父さんが望む私の姿….)


―ユミル「お前…胸張って生きろよ」―


パリィン

注射器を払いのけるヒストリア。

ロッドと注射器を割るヒストリア【進撃の巨人】



「ヒストリアァッ!!!!!!」

恐ろしい顔でヒストリアに掴みかかるロッドだが、
ヒストリアは見事な背負い投げで地面に叩きつける。


ヒストリア
「何が神だ!! 都合のいい逃げ道作って都合よく人を扇動して!
もう!これ以上…私を殺してたまるか!!」


ヒストリアはロッドのかばんを拾って急いでエレンの元へ。

エレン「なっ…!!」

そんな様子を楽しそうに見ているケニー
「ハハハ…いいぞ! お前ら!! おもしれえ!!」

エレン「オイッ…ヒストリア!?」

「何やってんだよお前!?」

急いでエレンの錠を解くヒストリア「逃げるよエレン!!」

エレン「オイ!! お前が俺を食わねぇとダメなんだよ!! お前は選ばれた血統なんだぞ!?
俺は違う!! 俺は何も特別じゃない!! 俺がこのまま生きてたら皆が困るんだ!! 早く俺を食ってくれ!! もう辛いんだよ生きてたって!!」

エレンを殴るヒストリア「うるさいバカ!! 泣き虫!! 黙れ!!」

エレン「な…!?」

ヒストリア「巨人を駆逐するって!? 誰がそんな面倒なことやるもんか!! 寧ろ人類なんか嫌いだ!! 巨人に滅ぼされたらいいんだ!! つまり私は人類の敵!! 分かる!? 最低最悪の超悪い子!!」

「エレンをここから逃がす! そんで 全部ぶっ壊してやる!!」


ヒストリアがエレンの拘束を解いている間に、ズルズルと床を這って進むロッド「ハァ….」

「父さん…ウーリ…フリーダ…待ってて…僕が今….」

注射器の元へ這いずり、床に広がる液体を舐めるロッド。

注射器の中身を舐めるロッド・レイス 【進撃の巨人】


ゴッッッッッ

ロッドが巨人化していく。
空間を巨人の身体が侵し、次々に柱を壊していく。
ケニーを支えていた柱も衝撃に呑まれ、崩壊する。

巨人化するロッド・レイス 【進撃の巨人】



ケニー「うぉ!! ロッド・レイス…あの野郎…巨人になりやがったな!」

エレンたちもまた衝撃波に襲われていた。エレンにしがみつくヒストリア。

エレン「…そうだ! レイス家が巨人になったんなら…俺がこのまま食われちまえばいい!! もういい…ヒストリア…!! 逃げろ!!」

それを拒否するヒストリアに理由を問うエレン。

ヒストリア「私は人類の敵だけど…エレンの味方」

エレン「!」

ヒストリア「いい子にもなれないし 神様にもなりたくない でも…自分なんかいらないなんて言って 泣いてる人がいたら…」

フリーダとエミルの顔が浮かぶ。

ヒストリア「そんなことないよって…伝えに行きたい それが誰だって! どこにいたって! 私が必ず助けに行く!」

また一つ鍵を外すヒストリアだが突風に飛ばされる。
壁に激突する寸前で現れたミカサがヒストリアをキャッチ!!

エレンを助けに来たリヴァイ兵長


リヴァイ「鍵を寄越せ」

エレン「兵長! みんな!」

さらにジャンやコニーたちも現れ、二人がかりで鍵を外していく。

リヴァイ「急げコニー」

コニー「くっそーどの鍵だこれ!?」

ジャン「いいか半裸野郎!? 巨人だけじゃねぇぞ!? 鉄砲持った敵も飛んで来てんだ!!」


リヴァイ「いや その前に…天井が崩落する」


巨人化したロッドのせいで天井が崩壊していく。

「避けろ!!」

なんとか拘束を解いたエレン、間一髪で岩を躱す。

リヴァイ「…なんだこのクソ状況は 超大型の巨人ってのよりデケェようだが…」

巨大化したロッド・レイスとヒストリア・エレンたち



ケニー「…オイオイロッド!! 下手こいてくれたなっ!! 結局てめぇも巨人に無知だったってことはよ~くわかったぜクソが!」

そこへ駆けつけるケニーの部下たち「アッカーマン隊長!!」

「バカ!! 来るなお前ら!!」


ビキビキビキ…
さらに巨大化していくロッド。

ジャン「まずい!! 逃げ道がねぇぞ!!」

巨大化の止まらないロッドが洞窟全体を埋め尽くしていく。

エレン(なんで…俺も食うんじゃ無かったのか…!!? みんな死ぬ…! 巨人化するか? イヤ…地面が落ちてくるんだ…巨人の体程度じゃ防げない…みんな潰れてしまう….)

ふと左右を見るエレン。
仲間たちはみな自分を見つめている

巨大化したロッドを前に、エレンを見る同期たち


エレン「~ッ!」

「ごめんみんな…..俺は役立たずだったんだ….そもそもずっと….最初から人類の希望なんかじゃなかった….」

涙を流しながらみなに語りかけるエレン
その時ロッドのカバンから飛び出てきて転がっている小瓶?が目に飛び込んでくる。

「…ヨロイ?」

ロッドレイスが持っていた巨人化する薬


ジャン「なんだ? 悲劇の英雄気分か? てめぇ一回だって自分の力一つでなんとか出来たことあったかよ?」

コニー「弱気だな…初めてってわけじゃねぇだろ こんなの」

サシャ「別に慣れたかぁねぇんですけどね!」

エレンに声をかけていく同期達

リヴァイ「エレンとヒストリアを抱えて飛ばなくたって脱出は厳しい…」

ミカサ「あの巨人の熱…これ以上近づくと焼け死にそう」

サシャ「それでもイチかバチか飛び抜けるしか….」

エレン「ダメだ…もう逃げ場がない….」

ヒストリア「じゃあ何もせずにこのままみんなで仲良く潰れるか焼け死ぬのをまつの? 私達が 人類の敵だから?」



リヴァイ「毎度お前にばかり….すまなく思うが エレン」

「好きな方を選べ」

女巨人化したアニと調査兵団


エレンの脳裏には 女型の巨人 かつてあの時選択を迫られた時の光景が。

泣きながら意を決した様子のエレン「うああああああああああああ!!!!!」

(ごめんなさい….最後に一度だけ….許してほしい)

巨人化した薬を咬むエレン

落ちていた小瓶を拾い上げ噛み割るエレン

(自分を信じることを)


エレンの巨人化がはじまる。

煽り;希望よ膨れ上がれ!!!

巨人化するエレン

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